早稲田の補欠合格の可能性
2023.08.23 更新
早稲田の補欠合格
今回は以下のような疑問に答えるための記事である。
・早稲田の補欠合格とか繰り上げ合格ってどれくらいの確率? ・自分は補欠だったけど、合格する可能性はどのくらい? |
今回は今の受験終了時期に早稲田大学を受験した人が一番気になる、補欠合格の可能性に関して過去4年間(2020年〜2023年)のデータを遡って割り出した確率から考察する。早稲田に限らず、関東圏の私大の補欠合格というのも出ているので受験者は特に気になるところだろう。
※本記事は早稲田大学のHPを参考に作成しているが、最新情報はHPを必ず確認するように!(2023/8/1)
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早稲田大学の補欠者と補欠合格の人数の割合
早稲田大学における過去3年間(2020年〜2023年)の補欠者と補欠合格の人数、割合は下記のとおりである。
(合格率60%以上の年度と学部はオレンジの背景色、0%の年度と学部は青の背景色)
学部 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
政治経済学部 | 補欠合格者数 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補欠者数 | 161 | 199 | 183 | 0 | |
合格者の割合 | 0 % | 0 % | 0 % | – | |
法学部 | 補欠合格者数 | 0 | 112 | 133 | 122 |
補欠者数 | 145 | 184 | 231 | 242 | |
合格者の割合 | 0 % | 60.9 % | 57.6 % | 50.4 % | |
教育学部 | 補欠合格者数 | 94 | 248 | 260 | 250 |
補欠者数 | 810 | 767 | 792 | 896 | |
合格者の割合 | 11.6 % | 32.3 % | 32.8 % | 27.9 % | |
商学部 | 補欠合格者数 | 144 | 0 | 0 | 101 |
補欠者数 | 245 | 346 | 317 | 220 | |
合格者の割合 | 58.8 % | 0 % | 0 % | 45.9 % | |
社会科学部 | 補欠合格者数 | 42 | 38 | 207 | 84 |
補欠者数 | 253 | 298 | 239 | 122 | |
合格者の割合 | 16.6 % | 12.8 % | 86.6 % | 68.9 % | |
国際教養学部 | 補欠合格者数 | 151 | 80 | 106 | 0 |
補欠者数 | 151 | 150 | 137 | 99 | |
合格者の割合 | 100 % | 53.3 % | 77.4 % | 0 % | |
文化構想学部 | 補欠合格者数 | 103 | 0 | 108 | 187 |
補欠者数 | 244 | 277 | 258 | 283 | |
合格者の割合 | 42.2 % | 0 % | 41.9 % | 66.1 % | |
文学部 | 補欠合格者数 | 148 | 189 | 267 | 172 |
補欠者数 | 205 | 278 | 311 | 273 | |
合格者の割合 | 72.2 % | 68 % | 85.9 % | 63 % | |
基幹理工学部 | 補欠合格者数 | 0 | 112 | 77 | 0 |
補欠者数 | 338 | 274 | 194 | 186 | |
合格者の割合 | 0 % | 40.9 % | 39.7 % | 0 % | |
創造理工学部 | 補欠合格者数 | 0 | 35 | 60 | 0 |
補欠者数 | 241 | 243 | 204 | 175 | |
合格者の割合 | 0 % | 14.4 % | 29.4 % | 0 % | |
先進理工学部 | 補欠合格者数 | 12 | 0 | 31 | 0 |
補欠者数 | 299 | 290 | 288 | 307 | |
合格者の割合 | 4 % | 0 % | 10.8 % | 0 % | |
人間科学部 | 補欠合格者数 | 62 | 0 | 191 | 65 |
補欠者数 | 298 | 302 | 300 | 276 | |
合格者の割合 | 20.8 % | 0 % | 63.7 % | 23.6 % | |
スポーツ科学部 | 補欠合格者数 | 70 | 91 | 60 | 34 |
補欠者数 | 135 | 91 | 123 | 53 | |
合格者の割合 | 51.9 % | 100 % | 48.8 % | 64.2 % | |
全体 | 補欠合格者数 | 826 | 905 | 1500 | 1015 |
補欠者数 | 3525 | 3699 | 3577 | 3132 | |
合格者の割合 | 23.4 % | 24.5 % | 41.9 % | 32.4 % |
早稲田では補欠合格を通して合格者の人数に辻褄を合わせてくる。要は1年間で取る人数が決まっていて、±10人~20人くらいの幅はあるが、ある程度の基準があって最初に多めに出して合格者の数を確保していく学部と、ある程度の補欠合格者を出して、それも含めて、最後に辻褄合わせをしてくる学部という2パターンにわかれるのだ。最初に多めに出しがちな学部は補欠合格の可能性が低めだと考えられる。政治経済学部は3年連続で補欠合格は出しているが、その後の合格者は0人となっている。
補欠合格がない受験方法
以下の受験方法には補欠合格制度がないので注意しよう。
共通テスト利用入試文化構想学部 一般(英語4技能テスト利用方式)、一般(共通テスト利用方式)文 学 部 一般(英語4技能テスト利用方式)、一般(共通テスト利用方式)人 間 科 学 部 一般(共通テスト+数学選抜方式) |
自分の受験方法が該当しているか、確認しよう。
それでは、データの詳細を見ていこう。
政治経済学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補欠者数 | 161 | 199 | 183 | 0 |
合格者の割合 | 0 % | 0 % | 0 % | 0 % |
ご覧の通り、4年間補欠合格者が出ていないので、希望は持たない方が良いだろう。
法学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 0 | 112 | 133 | 122 |
補欠者数 | 145 | 184 | 231 | 242 |
合格者の割合 | 0 % | 60.9 % | 57.6 % | 50.4 % |
法学部は、この2022年までは50%以上の補欠合格者が出ていたが、2023年は0人となっている。2023年から全体の合格者数が減っているので、今後も枠自体が多くならない限り、補欠合格の可能性は低くなるだろう。
教育学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 94 | 248 | 260 | 250 |
補欠者数 | 810 | 767 | 792 | 896 |
合格者の割合 | 11.6 % | 32.3 % | 32.8 % | 27.9 % |
2022年までは3人に1人くらいの確率で補欠合格が出ていたが、2023年はかなり少なくなっている。今までは最初の合格者が1600人程度であったが、2023年は最初の発表で2000人以上の合格者が出たので、補欠合格者が少なくなったと予想される。
教育学部は学科が複数別れているため、学科単位で見ると莫大な数には感じないが、少なからず希望を持っていいだろう。
商学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 144 | 0 | 0 | 101 |
補欠者数 | 245 | 346 | 317 | 220 |
合格者の割合 | 58.8 % | 0 % | 0 % | 45.9 % |
2022年と2021年は合格者が0であったが、2023年は60%近い補欠合格者が出ている。最初の合格者が1100人以下の場合、補欠合格者が出る可能性が高くなるので、希望を持ってもいいだろう。
社会科学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 42 | 38 | 207 | 84 |
補欠者数 | 253 | 298 | 239 | 122 |
合格者の割合 | 16.6 % | 12.8 % | 86.6 % | 68.9 % |
2022年だけ社会科学部は補欠合格の人数少ないと感じるが、ちゃんとした理由がある。別に厳しくなったわけではなく2020年や2021年は、最初の合格発表のときの人数が920人~950人くらいとなっていた。
しかし、2022年と2023年は最初に合格者を多めに出しており、1100人以上の合格者が出ていた。要するに、2020年や21年と比べると、最初の合格発表の段階で200人くらい多めに出していたということだ。だから、2022年と2023年の補欠合格が40人程度しか取れなかったのだろう。
それでも、トータルの合格者は増えているので、希望は持って良いだろう。
国際教養学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 151 | 80 | 106 | 0 |
補欠者数 | 151 | 150 | 137 | 99 |
合格者の割合 | 100 % | 53.3 % | 77.4 % | 0 % |
国際教育学部は補欠合格がたくさん出ていることから期待を持って良いだろう。
さらに言うと、早稲田全体的に合格者数を2019年以降どんどん増やしている背景が実はある。
2019年は文科省の絞り込みが原因で、非常に合格者数が少なかったが、以降は合格者数を全体的に増やしてきている。補欠合格者もそれに伴って多めに取られている印象が強い。2023年はここ最近で一番多く補欠合格者が出ている。
文化構想学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 103 | 0 | 108 | 187 |
補欠者数 | 244 | 277 | 258 | 283 |
合格者の割合 | 42.2 % | 0 % | 41.9 % | 66.1 % |
社会学部と同様に文化構想学部は2020年や2021年は最初の合格発表のときに、約1200名の合格者が出ている。2022年は最初の段階で1410人の合格者を出していた。
2021年と2020年はトータルでの合格者数を1300人くらいしか取っていなかった。
しかし、2022年は約50〜100人くらい増えて、1410人の合格者を出していたというので補欠合格者は0人になっていたということだ。
しかし、2023年は最初の合格者が少なかったため、補欠合格者が再びふえている。最初の合格者の状況次第では、2024年も希望を持ってもいいだろう。
文学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 148 | 189 | 267 | 172 |
補欠者数 | 205 | 278 | 311 | 273 |
合格者の割合 | 72.2 % | 68 % | 85.9 % | 63 % |
文学は毎年6割以上の補欠合格者が出ているので期待を持って良いだろう。
文学部と文化構想学部で受けた方は、社会科学部や商学部と同じように最初に多めに取るパターンで来ているのかどうかは定かではないが、いずれにしても、補欠合格が出る可能性も多少あると思って良いだろう。
189人、148人と続けて追加合格しているので、結構な人数だと考えるべきだ。
理工学部(3学部ともに2020年は0人)
(1)基幹理工学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 0 | 112 | 77 | 0 |
補欠者数 | 338 | 274 | 194 | 186 |
合格者の割合 | 0 % | 40.9 % | 39.7 % | 0 % |
(2)創造理工学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 0 | 35 | 60 | 0 |
補欠者数 | 241 | 243 | 204 | 175 |
合格者の割合 | 0 % | 14.4 % | 29.4 % | 0 % |
(3)先進理工学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 12 | 0 | 31 | 0 |
補欠者数 | 299 | 290 | 288 | 307 |
合格者の割合 | 4 % | 0 % | 10.8 % | 0 % |
理工学部全体で見ると以下のようになる。
理工学部全体 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 |
補欠合格者数 | 12 | 147 | 168 | 0 |
補欠者数 | 878 | 807 | 686 | 668 |
合格者の割合 | 1.4 % | 18.2 % | 24.5 % | 0 % |
全体としてみると、2022年までは全体で150人くらい取っているので、多少なりとも出ると考えて良かったが、2023年はわずか1.4%しか出ていない。
最近の傾向を見ると、あまり期待はしないほうがよいであろう。
人間科学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 62 | 0 | 191 | 65 |
補欠者数 | 298 | 302 | 300 | 276 |
合格者の割合 | 20.8 % | 0 % | 63.7 % | 23.6 % |
2022年の0人の理由は最初に合格者を多めに取っていて、1184人が出ているからだ。例年の人間科学部からすると多めに取っていると感じる
。今年はどうなるのかわからないが、政治経済学部や商学部のように方針を最初に多めに取るようにした学部は、その後も同様の形で来るのではないかと予想される。
もしかすると文化構想学部と同様に人間科学部は望みが薄いと思っても良いかもしれない。
スポーツ科学部
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
補欠合格者数 | 70 | 91 | 60 | 34 |
補欠者数 | 135 | 91 | 123 | 53 |
合格者の割合 | 51.9 % | 100 % | 48.8 % | 64.2 % |
2022年は全員が補欠合格を取っているので、スポーツ科学部の受験者は高い望みを持っても良いだろう。
まとめ
2020年から2024年の4年間を見ても、政治経済学部は補欠合格者を一切取っていない。商学部は2023年から再度、補欠合格者を取る動きが出てきた。
そして、社会科学部、人間科学は2022年から最初に多めに取る形になった。
全体的な数字を見ると、2022年からは補欠合格者の割合が減ってきているのが現状である。受験生は補欠合格を期待するのではなく、最初の合格者になれるよう、しっかりと下準備することが望ましい。
以上が早稲田大学の補欠合格データから導いた考察である。
期待の高い学部、望みが薄い学部もあったが、本資料を参考にして最後まで望みを捨てずに待っていただきたい。
※本記事は早稲田大学のHPを参考に作成しているが、最新情報はHPを必ず確認するように!(2023/8/1)
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