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早稲田合格塾の「受験の親力」

2019.04.27 更新

早稲田合格塾の「受験の親力」

早稲田合格塾では15年の塾運営の中で(2023年時点)、約1800人もの生徒さんを受け持ってまいりました。そしてその背後にある1800件ものご家庭とコミュニケーションを取ってまいりました。

 

 

その結論。「世の中には色々な家庭がある」。

 

 

頭では分かっていても、その多様さは実感してみますと、この仕事ならではの感触を得ることが多々ございます。

 

親御様の中には「いろんな家庭があって、その過程に合った方針があるんじゃないのか?」というお考えをお持ちになる方もいらっしゃると思われますが、確かに「教育方針」という事ではその通りです。しかし、「大学受験に向かう子供のサポート」という事に関してはそれなりに言い切れる正しい形がございます。

 およそ1800件もの家庭をコンサルティングしてまいりました上でたった3つだけ抽出した基軸です。たった3つですが、これだけのことで家庭学習環境を整え、お子様を前向き且つ責任感持って受験勉強に臨ませることができます。受験生活がうまく回転していきます。ここはひとつ、受験の「戦略」として取り入れていただけましたら幸いです。

 

早稲田合格塾代表    比良

現代文のカリスマ出口汪先生と当塾代表の比良が「予備校バブル時代、現在、そしてこれから」の早稲田入試について

5:23 あの頃と今の早慶分析

9:00 早慶の指定校推薦

13:40 今後、お子さんを早慶くらいに行かせたいなら。

17:45 今回の動画で一番伝えたいこと「経験値」について。

 

「早稲田・慶應のあの頃と今」、「今後、お子さんを早慶くらいに入れてみたい」 役立つ内容を数字のデータを盛り込んで詳しく解説しました。

 

(1)「気になる」 その気持ちが質問ではなく詰問に

わが子の進路がかかった大学入試。「うちの子は大丈夫なのか?」「先生は何て?」「模試の結果はどうだ?」「ちゃんと勉強しているのか?」

 

ついつい子供に質問攻めになってしまっている節は浪人生をお持ちの親御様などはあるのではないでしょうか? この質問に対して子供が何らかの回答を行ってから後に大抵の問題が生じてきます。

子供が親御様の納得のいく回答を出せなかった時。「なんとも要領を得ないやつだな」と感じられた次の瞬間から「~~なったらどうするんだ!」「お前は甘い」「そんなの無理だ」と。コミュニケーションを取りたかったはずが、いつの間にかですよね。否定につつまれた会話となり、子供もメンタリティを消耗。親御様もイラっとして終わる。 余計なストレスは学習の精度を半分以下に落とすことが論文レベルで数多く研究発表されています。慢性的な空気の悪さは学習へのフットワークも重くします。きっと今日だけでなく、明日もつらいことでしょう。当然、そんなことになってはいけません。

 

これはズバリ親御様のやり方のまずさに問題があります。子供に質問して、「お前はどう思ってるんだ?」を聞こうとしながらも実の所は自分の納得いく回答を求めてしまっているのです。 私は講師でありながら経営者という顔も持っておりますので、親御様のこのあり方は結果が求められる大人の世界ではごもっともです。 しかし今回、相手はまだまだ18、19の未熟な若者です。親御様のそのスタイルに応えられる精神性と人生経験値を持ちあわせておりません。

 

 

 

(2)聞きたいことは塾に聞く。いつもどおりのご家庭を。

それでは、どのようなスタンスが受験生を「家庭」から良き方向に持っていけるのか?

簡単です。ご家庭各位は普通のいつもの家庭生活を営んでいて下さい。これが一番です。要は、変な重い空気をつくったり、勉強しているかどうかを監視するような事をしたり。一切必要ありません。

 ご家庭にしかできないサポート。それは居心地の良い空間という事です。「居心地の良さ」とは「変わらないいつも通り」と心得てください。目の前にこれまで経験したことのない大学受験という大きな壁を前に、どうしたって子供は非日常を感じて勉強に日々勤しむものなのです。これはそれなりにストレスの大きなことです。

 しかし、何もかもがこれまでの人生と違う雰囲気の中で、「ここだけは変わらない、いつも通り」があるというのは心の拠り所になります。勉強に口を出したい、可能性が気になる。この気持ちも分からないではありませんが、ここは感情論ではなく、戦術戦略として「突っ込んだ話はしない」ということを心がけてください。 一見、お子さんと一番距離の近いご両親こそ、良き相談相手になりそうな感じもしますが、あまり深入りすると、どうにも感情的になってしまって、うまくいかない物のようです。また、親御様も親御様でお子さんの受験に対して心配、不安な気持ちがどうしても露呈してしまい、衝突してしまうといった現実はとても多いです。

 

 

 

そこで、これまで受験生を成功に導く家庭というものはどのように子供に掘り下げない部分を消化してきたかといいますと、早稲田合格塾の担任に直接、悩みや相談を投げてくださいました。極めて自分の子供に近い方針を持った多くの受験生の現実を目の当たりにしてきた当塾に見解を求めてくださいました。

 

ぜひ、そうしていただけましたら幸いです。 アポイントメントをとっていただいてお電話でもいいですし、気になる今、すぐにメールで訪ねてくださっても構いません。親御様ご自身のメールアドレスから「子供には内密に」も大歓迎です。責任もって回答いたします。

 

 

 

(3)なにはともあれ、良い空気ですよ。前向きにいられる環境。それが一番大事。

1番目で「いつもと変わらぬ僕の・私の家」 2番目で「掘り下げない。塾に聞く」

この2つを総括したような3つ目になりますが、

 

なにはともあれ、ご家庭の内側がいい空気であることが一番大切です。

スポーツの世界などでも、勝てているチームはいい雰囲気の中で練習ができており、チームメイト同士の人間関係もとても良好です。一方で負けが重なっているチームはロッカールームの雰囲気など最悪です。

 

 勉強内容や計画の事は当塾にお任せください。不安も心配も当塾にお寄せください。

ご家庭では前向きな言葉を努めてかけながら、明るい雰囲気づくりを心掛けてください。

何気ない普段の談笑でいいのです。 勉強の内容を話すにしても、ご自身の昔の苦手分野などの話をしながら子供の共感でも得た日には「父さん母さんも大変だったんだ」くらいに励まされたりもするでしょう。 普段のお仕事をする中での大変なことなど、どのように乗り越えているのか、説教臭くならない範囲で話してあげてみるのもいいでしょう。

 暮らしの中にコミュニケーションで前向きを演出していきましょう。

 いい雰囲気の中では生活にストレスがない分、気分を勉強に集中できます。

 

 

~~以上です。~~

何も難しくありません。いつも通りが一番安心。これだけの心です。~~

 

さぁ、最後に、早稲田合格塾でも生徒に勉強の息抜きの推薦図書にしております『ドラゴン桜』シリーズにてすごくいいものがりますので、実は引用フリーなこの同書からこちらを。全部は難しいと思いますので、2つ3つほど良さげなものを取り入れてみてください。

(4)番外編~この記事を見ている生徒たちへ~

さて、ここまで皆さんの親御さんへの指導といいますか、僕の正直な感覚では、

子供の進路の中でも最大の関門に共に挑む古い友人に手紙を書くような。

そんな気持ちで、内容をひねり出すまでもなく、スラスラ正直な言葉が指先から走り出てくるような感覚で結構、すっきり作れたページになりました。

 

このページはたいていの場合、君たちに「親御さんのために作ってあげたから、見せてあげてね」と君たち経由で親御さんにいくでしょうから、まぁ間違いなく、親御さんの手のうちみたいなものを君たちにもネタバレしているわけだ!

 父親がなんか気持ち悪いほどに励ましてきだしたら「あぁ、アレか」みたいなね。

 

僕がなんで、このページを作ったかというと、君たちにこれまで君らにとってスーパーマンだった尊敬するお父さんもお母さんも「人間」なんだってことを受験を通して分かってあげられる強い子になってほしかったからなんです。これまでのワセゴーの先輩たちの親御さんも「子供には内緒でお聞きしたいんですが~」と弱気丸出しで、でも子供にはそんな表情見せていないんだろうね、何人もの方が申し訳なさそうに相談を持ち掛けてこられました。

 

 君たちの親御さんもそうよ?  実は君たちのことで頭を悩ませていたりするのよ。

 君らに見せてないだけで、親御さんも心配してね。 時に家庭の中で衝突もしているかもしれないんだけど、それは君らの弱さと親御さんの弱さがぶつかってスパークしているだけなんです。でも、君らは決して敵同士ではない。 子供も子供でこのくらいの年齢になるとね、親の弱さが見えちゃったりして、それが怒りや失望を生んだりすることもあります。でも、その気持ちって、自分が今まで自立した「1人」ではなかったことの裏返しでもあるんです。親御さんに今まで支えてもらっていた。目をつむればたくさん思い出されるはずですよ。「ぬくもり」が。

 

  ちょっと湿っぽいメッセージにはなってしまうんですが、親御さんへのアドバイスにのせて、少しでも君たちに今、強くなってほしい想いと、いつか今の親御さんの気持ちがわかるんだろうなぁなんてことを浮かべながら、このページを閉店させていただきます。

 

そいじゃあ、また一緒に今日も頑張ろうね。ガラガラ。